4歳からヤマハピアノ教室にてピアノを始め、8歳より桐朋学園大学付属子供のための音楽教室に入室、その後桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。
2001年渡米。2003年マネス音楽院修士課程修了、2005年マンハッタン音楽院にてプロフェッショナル・ディプロマを取得する。これまでに雨田のぶ子、ジェローム・ローズ、サロモン・ミコフスキーの各氏に師事。また、アール・ワイルド、ジョルジュ・サンドール、そしてラフマニノフの愛弟子であったルース・スレンチェンスカ等の名ピアニストからも指導、助言を受けてきた。
2005年にはスペイン、バルセロナでのマリアカナルス国際コンクール、及び2006年マドリッドでのゲレロ国際ピアノコンクールで2位受賞、その後バレンシアでのホセ・ロカ国際ピアノコンクールに日本人として始めて優勝を果たす。 その他ニューヨークでの2004年国際音楽家連盟コンクール優勝、2006年フリーナ・アワーブック国際コンクール入賞、2005年ニューヨーク国際ピアノ音楽祭コンクール入賞、及び2002年ルイスAフェレ国際コンクール入賞と数々の実績を持つ。2002年及びに2003年にはニューヨーク芸術連盟から音楽家支援費を受理。
2004年カーネギーホールにおいてのソロデビューをはじめ、ニューヨーク・リンカーンセンターでのコンチェルトデビュー、その他アメリカ、スペイン、プエルトリコ等でリサイタル及びに数々の音楽祭に出演し、演奏の模様がアメリカの国営ラジオ放送WQXR、WCLV、KBPS、スペインの国営ラジオなどで放送されている。また2006年6月にはスペイン国営ラジオ交響楽団との演奏の模様がスペインの国営テレビにて放送された。また、スペイン音楽(現代曲含む)に積極的に取り組んでおり、2015年にはスペイン国立オーケストラ定期演奏会にて現代曲のピアノ協奏曲を初演し好評を博した。
これまでにバンクーバ交響楽団、スペイン放送交響楽団、バジェス交響楽団、バレアレス交響楽団、カスティーリャ・イ・レオン交響楽団、スペイン国立交響楽団等と共演。コンサートの模様は各紙で、“卓越した技術と深い音楽性”-ラ・ポルタ・クラシカ(スペイン)、“鋭い感性と独特の解釈力を持った若き有能なピアニスト”―ニューヨーク・コンサート誌(アメリカ)、“息を呑むほどダイナミックな演奏”-コロンビアン(アメリカ)などと高く評価されている。カステーリャ・イ・レオン交響楽団とのグリーグピアノ協奏曲の演奏は”澄み切った音色と洗練された解釈(El Mondo Cantabria)”と高く評価された。
演奏活動の傍ら後進の指導、コンクールの審査にも関わっており、2023年には第68回マリア・カナルス国際ピアノコンクールの審査員を務めた。
2012年より拠点をニューヨークからスペイン・バルセロナに移し演奏活動を続けている。